結論｜簿記論の勉強時間は“200〜500時間”が目安
税理士試験の勉強時間はどれくらい必要なのか？
これは受験を考えている人が最初にぶつかる悩みだと思います。
結論から言うと「必要な勉強時間は人によって違う」ものの、
・合格者の平均勉強時間
・働きながら勉強する場合の確保時間
これらを基準にすると、自分に必要な時間が見えてきます。
この記事では、意識低い系現役受験生（＝私）が実際に勉強している時間のリアルと、
合格者データをもとに “どれくらいの時間で合格を狙えるのか” を解説します。
この記事を読み終える頃には、
「自分がどれくらい勉強すればいいか」が明確になります。
どれくらい勉強すればいいの？
税理士試験で必要な勉強時間は、
「科目ごとにおおよそどれくらいか？」を知ることで判断できます。
結論からいうと、一般的な目安は次の通りです。
簿記論：200〜500時間
もちろん個人差はありますが、
多くの受験生がこの範囲に収まっています。
なぜこんなに差があるかというと、
- 勉強経験の差
- 計算が得意かどうか
- 社会人か学生か
- 予備校に通っているか、独学か
- 過去に簿記1級を勉強したことがあるか
などの背景が違うからです。
自分の経験からだと下記のようになります。
| 独学 | 予備校 |
| 初学者かつ社会人：500時間 | 初学者かつ社会人：400時間 |
| 簿記2級取得者かつ学生：400時間 | 簿記2級取得者かつ学生：300時間 |
| 簿記1級取得者である場合：300時間 | 簿記1級取得者である場合：200時間 |
僕自身は簿記論は独学で合格したのですこし時間がかかりましたが、
計画的に時間を確保すれば、社会人でも合格できます。
ここからは、簿記論の目安と、
働きながら独学で合格するための勉強方法に
ついて具体的に解説していきます。
簿記論の勉強時間のリアル（意識低い系現役受験生より）
簿記論は計算科目です。
計算スピードと正確性が合格のカギになるため、
演習量がとても大事です。また、問３の総合問題でどれだけ得点できるかが大事だと考えています。
▼ 必要な勉強時間の目安
- 200〜500時間が一般的
▼ 肝になるポイント
- 一日一演習が大事
- 過去問と予備校の総合問題演習を何周もする
- 間違えた箇所を「原因まで」分析する
自分の経験だと、
「理解よりも手を動かすこと」が仕上がりを左右しました。
総合問題は手が止まる時間をいかに減らすかが勝負です。
勉強を始めたばっかの頃はどうしても知識のインプットをして「勉強している感」を感じたくなるものです。
しかし！そのやり方だとモチベーションがどうしても続きません。（インプットするものが多すぎるため）
だからこそ、勉強を始めてすぐはまず総合問題を意味が分からなくてもいいからやりましょう。
そして、簿記論を俯瞰で見ましょう。キーワードは俯瞰です。
俯瞰で見てから勉強を始めると知識と知識がとてもつながりやすくなり、要点を抑えることができる。
それによって理解が誇張なしで１０倍になります。
何回か総合問題をやってから、知識のインプットをするやり方がいいとおもうなぁ。
結論を下に書いとくね
- 一日一演習が大事
忙しくて時間取れないときは、問題と答えを対照させて読む(毎日総合問題には触れときたいからね) - 過去問と予備校の総合問題演習を何周もする
（自分は何周したか覚えてないくらいやりました。意識低くてもできるから大丈夫！） - 間違えた箇所を「原因まで」分析する
結果だけを気にしてたら結果的に勉強時間増えるだけだからね。原因分析したら次間違えづらいから。
スケジュール
自分は社会人一年目に簿記論に合格しました。
（勉強始めたのは大学４年の12月）
まぁ、社会人はどのタイミングでもあんまり時間がないですよね。
入社してすぐは覚えること多くて疲れるし、何年か経ったら仕事いっぱい任されて疲れるし。
自分は税理士法人に入社したんですが、案の定
疲れてました。
勉強のスケジュールなんかも立てたりしたけど
うまくはいかなかったです。
恥ずかしいけど、平日と休日のスケジュールを見せちゃいます。これを見て励みにしてほしいです。
平日
7:30 絶望とともに起床
8:50 ぎりぎりに出勤
17:30 希望とともに帰宅
21:00 勉強スタート 総合問題1つ解く（60分）
22:30 勉強飽きる
23:00 インプット （30分）
24:00 泣きながら就寝
こんな感じでした。勉強時間としては1.5～2時間って感じでしたね。
ほかの人は毎日続けよう！とかいうけど毎日
続けれるわけもなく成功率は7割くらいです。
4月から試験までの平日の勉強時間は100時間程度です。
休日
9:00 休みという事実に嬉しくて起きる
10:00 朝の準備を一通り終わらせる
12:00 勉強しようと思ってたが気づけばこの時間
14:00 うだうだしてしまっていた 勉強開始
18:00 休憩をはさみながら頑張る（内容はこれ→演習2つ 間違えた単元を個別問題でやる）
21:00 ここからは平日の動きと同じ
こんな感じでした。勉強時間 5.5～6時間
ここも遊びに行ったりとかしてたから、成功率としては7割5分くらい。
4月から試験までの休日の勉強時間は160時間程度です。
時間を作るために削ったもの
そんなものありません！！Youtubeとかも全然見るし、遊びにも行きました。
その方がメリハリついて良いとおもうんですよねぇ…
勉強だけやってたら俯瞰で見れなくなってしまいますから！大事なのは俯瞰です。気楽にいきましょう。
まとめ｜こんなかんじでも受かるんだヨ。気楽にいこう！
税理士試験は長期戦です。
毎日ガシガシやるのもいいですが、大半の人は
途中で疲れちゃいますよね。
勉強時間も大事だとは思います！が、やっぱり
勉強の仕方に意識を向けたほうが良いです。
断言します。
上記の勉強スケジュールでも1年換算したら780時間くらいにはなるんですよ。
初学者でも勉強しすぎなくらいです。280時間分も休めちゃいます。
だから肩の力を抜き続けていきましょう。
あなたならできます。
▼ 本記事のまとめ
- 目安は“簿記200〜500時間
- 社会人でも平日2時間＋休日6時間で余裕をもって戦える
- 大事なのは「俯瞰で簿記論を見る」
- 総合問題をいっぱい解く
- 勉強ばっかりしない
- 改めて「俯瞰」
この記事が、あなたの勉強計画の参考になれば嬉しいです。
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